工学部 航空宇宙工学科 AEROSPACE ENGINEERING

航空宇宙設計コース

一流メーカーが求める設計技術を修得。

大手航空機開発メーカーも採用する3次元設計ソフト「CATIA®」。航空宇宙設計コースでは40台を完備し、実践的に学べます。企業が求める高いレベルの設計技術を三菱重工業㈱出身などの教授陣から修得していきます。

こんな人を育てます

確かな技術で
交通機械の進化に
貢献するエンジニアへ。

基礎理論から空気・構造力学などの専門知識を学ぶことはもちろん、3次元設計ソフト「CATIA®」を使った設計など、エンジニアに求められる必要な技術を修得。また、企業出身の教員による実習や実験を通じて、航空宇宙分野の設計・開発・製造に欠かせない技術を実践的に学び、航空機やロケットに限らず、自動車・鉄道・船舶などの交通機械の設計・製造を牽引する人材を育成します。

学びのキーワード

  • 交通機械設計

  • 航空宇宙材料

  • エンジン

こんなところが進路先

  • (株)IHI【旧:石川島播磨重工業】
  • 川重岐阜エンジニアリング(株)
  • 中菱エンジニアリング(株)
  • (株)MHIエアロスペースプロダクション
  • MHIソリューションテクノロジーズ(株)
  • (株)菱友システムズ
  • 竹田設計工業(株)
  • 三菱自動車エンジニアリング(株)
  • (株)日野ヒューテック
  • JFEスチール(株) 西日本製鉄所
  • 九州旅客鉃道(株)【JR九州】
  • (株)レールテック

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3次元設計ソフト「CATIA®」

「CATIA®」は世界の主要航空機メーカー、自動車メーカーなどで導入されている3次元CADソフトウェアです。世界的に高いシェアを持ち、そのデータが部品メーカーなどの間でも広く流通しているため、設計や生産分野においては特に重要な技術のひとつとなっています。「CATIA®」は90年代にボーイング社の777プログラムで活用されたことは広く知られていますが、その後も運用範囲は広がり、現在は3次元の形状を設計するだけでなく、各種の解析、生産計画、配管設計、マニュアル作成など幅広い分野でも活用されています。

主な卒業研究テーマ

  • 太陽光利用のスターリングエンジンの研究
  • 模型を用いたフラッタ現象の研究
  • 振り子式フラッタ発生器の研究
  • 地上効果翼機の設計
  • 初心者が使用可能な工作機械手引書の作成
  • 卓上工作機械を用いた簡易風速計の試作

科目紹介

高度な設計ソフトを使用した
実践的な授業が魅力!

このコースでは航空機やロケットをはじめ、自動車や鉄道など私たちの生活に欠かせない交通機械の設計についても学んでいきます。その際に使うのが3次元設計ソフト「CATIA®」。高度な設計ソフトを使用することで実際に企業で行われているような本格的な設計を勉強することができます。2次元で図面を描き、3次元ソフトで立体的にとらえることで完成図をより具体的にイメージできるようになりました。

篠田 真之介(2018年度卒業)
大分県/県立臼杵高校出身

進路先:九州旅客鉃道(株)【JR九州】

  • 科目1

    航空機設計

    航空機設計のガイドラインとなる耐空性審査要項をもとに、空気力学、飛行性、構造、材料などについて学びます。また、軽飛行機を題材にした設計の実践や様々な飛行機の特徴を考えるなど、設計をするための基礎知識を身につけていきます。

  • 科目2

    航空機CAD

    航空業界では欠かせない3次元設計ソフト「CATIA®」を使用しながら航空機の構造部材の3次元データを作成。航空機部品の設計技術を修得すると共に、シミュレーションや強度解析なども学びます。

  • 科目3

    ピストンエンジン/タービンエンジン

    航空機に使用されるピストンエンジンやタービンエンジンの仕組みを学んでいきます。どんな交通機械にも使われているエンジンの特徴や構造を理解することで様々な機械への知識が深まります。

  • 科目4

    航空宇宙材料

    航空機や宇宙機には多くの金属や非金属が使用されています。この授業では主に金属の特性を学び、各部品に適切な金属について考察。温度での変化や加工のしやすさなど航空宇宙材料としての金属を理解します。

宇宙システムコース

宇宙開発で未知なる可能性を拓く。

宇宙開発プロジェクトには、人工衛星や火星などの惑星観測を行う探査機や、それらに搭載される機器などの技術開発が必要です。日々進歩する宇宙開発に挑むために必要となる技術と発想力を身につけます。

こんな人を育てます

先端工学を学び
宇宙開発の未来を
担うエンジニアへ。

日本の宇宙開発プロジェクトを担う技術者を育成するために基礎理論から宇宙環境利用技術、コンピュータによる科学技術計算法、軌道計算などのシミュレーション技術を宇宙業界で活躍した教授陣が指導。さらに、ロケットや宇宙機の開発・製造の拠点である中京地区の企業や、JAXAのロケット発射場「種子島宇宙センター」などで、最前線の宇宙開発に触れ、宇宙分野で求められるエンジニアリングセンスを養います。

学びのキーワード

  • 宇宙工学

  • 宇宙システム

  • ロケット・人工衛星

こんなところが進路先

  • (株)エイ・イー・エス
  • (株)コスモテック
  • (株)IHIエアロスペース・
    エンジニアリング
  • (株)飯田設計
  • (株)第一システムエンジニアリング
  • 東航エンジニアリング(株)
  • (株)中央エンジニアリング
  • (株)エアロ
  • 東明工業(株)
  • (株)情報科学テクノシステム(ISTS)
  • 九州大学大学院
  • 九州工業大学大学院

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日本のロケットコンテスト
主要カンサット競技会を完全制覇

NBUロボットプロジェクトの取り組みのひとつである「超小型人工衛星CANSATプロジェクト」チームが「第10回種子島ロケットコンテストペイロード部門」でアカデミック賞、第12回大会では優勝を飾りました。また、「能代宇宙イベント缶サット競技ランバック部門」では第10回大会から3連覇を成し遂げました。第12回大会では目標地点に到達する0.0m(ゼロ距離)を達成。国立大学や有名私立大学のチームを圧倒する技術はJAXA担当者からも高い評価を受けています。

主な卒業研究テーマ

  • 衛星分離部艤装設計の基礎研究
  • 超伝導体の特性を活かした宇宙用軌道式航体の研究
  • 再突入カプセル着水時の動的応答の解析
  • GPGPUを用いた時系列画像データからのスペースデブリ検出法の効率化
  • 微粒子を含むロケット燃料の基礎研究
  • 宇宙エレベーターに用いる電磁ブレーキの研究

科目紹介

ここで学ぶことは
開発現場で役に立つ。

このコースでは宇宙に関する技術や開発過程を学んでいきます。基本的な技術はもちろん、人工衛星の設計やロケットの知識を身につけることができました。また、研究はチームで行うことが多いため、コミュニケーションの大切さも実感。実際の現場で必ず求められることを早く気づくことができてよかったです。

田中 良輔(2018年度卒業)
広島県/県立海田高校出身

進路先:(株)日立アドバンスシステムズ

  • 科目1

    ロケット工学

    ロケットの基本的な原理から応用までを把握します。ミッション遂行のために必要となる性能・機能の算定や実用システムとして成立させる上での考慮要素、開発の進め方など、最新の技術動向を踏まえながら理解を深めます。

  • 科目2

    航空宇宙数値解析

    航空宇宙分野ではよく科学技術計算の演習が行われます。この授業はそれに必要な数値解析の基礎を学ぶと共に、問題解決のためのプログラミング能力も修得。プログラムを組む中で2次関数や積分を使いながら数値解析をしていきます。

  • 科目3

    宇宙工学概論

    宇宙開発にはスペースシャトルや人工衛星、ロケットなど多方面の知識が必要となります。それらの現状や今後の展望を把握した上で、宇宙機の開発・設計や宇宙利用全般に必要となる知識・技術を幅広く学びます。

  • 科目4

    衛星システム工学

    宇宙を身近に感じるひとつの手段として自前の小型衛星の製作・運用があり、学生による開発も夢ではありません。この授業ではそのための一歩となる衛星開発の基礎を学び、衛星の設計を目指します。

航空機整備コース

実践的な授業で航空整備士を多数輩出。

豊後大野市にある大分県央空港エクステンションキャンパスでは、エンジン運転や整備実習など、実践的な授業を行います。航空整備士として活躍してきた教授陣を通じて、空の安全を守るための心構えや技術を学びます。

こんな人を育てます

空の安全を守る
使命感と技術を持った
プロフェッショナルへ。

航空工学の基礎を学んだ上で、大分県央空港エクステンションキャンパスで実機を使った整備実習を行います。一等航空整備士として企業で活躍してきた教授陣や12,000時間の飛行経験を持つパイロット出身者の指導を受け、航空機の整備技術を体系的・総合的に修得。空の安全を守る航空機整備・運航に関わる人材を育成します。

学びのキーワード

  • 航空機整備

  • 航空機運航

  • 構造・強度

こんなところが進路先

  • 日本航空(株)
  • 全日本空輸(株)
  • (株)JALエンジニアリング
  • ANAラインメンテナンステクニクス(株)
  • ANAベースメンテナンステクニクス(株)
  • (株)スターフライヤー
  • (株)ソラシドエア
  • PeachAviation(株)
  • (株)JALエアテック
  • (株)JALグランドサービス
  • ANAエアポートサービス(株)
  • ANA福岡空港(株)

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大分県央空港
エクステンションキャンパス

NBUから約40分離れた大分県豊後大野市にある大分県央空港エクステンションキャンパス。プロペラ機(ビーチクラフトB55バロン、パイパーPA-28チェロキー)を用いたエンジン運転や整備実習などの現場体験を通して、航空整備士に必要な知識と技術を修得します。

航空整備士対策プログラム 航空整備士資格は主に2種類(一等:旅客機などの大型機整備、二等:セスナ機などの中・小型機整備)。航空会社が大学卒業者に期待するのは、在学中の資格取得ではなく、航空分野全般に関する知識と技術、チームでの整備業務に必要なコミュニケーション力や協調性といった人間力です。但し、「航空整備士学科試験合格」をエントリー条件にする会社もあるため、外部講師による特別対策講座も開講しています。

主な卒業研究テーマ

  • RCオートジャイロの設計製造及び飛行解析
  • 単純作業に於けるHuman Error
  • 無尾翼機の調査と研究
  • Beechcraft C18S 塗装の修復
  • AT/SNJ-6機の修復
  • 航空機における金属の腐食と修復の研究

科目紹介

航空整備士への
第一歩はここから。

航空整備の基礎技術のほか、材質の強度や航空法など、航空整備士に必要な知識を修得していきます。このコースには航空宇宙分野の企業出身の先生が多いため、現場で働いてきた経験や実用的な知識を学べることが大きな魅力です。また、整備はチーム体制で行うことが多いため、本コースの実習もチームで取り組み、実践的なチームワークを身につけていきます。

浦 航平(3年)
長崎県/県立佐世保南高校出身
  • 科目1

    整備実践

    大分県央空港で飛行機の機体をチェックするところから始まり、問題がある箇所を自分たちの手で整備していく授業です。それまで座学で学んできた整備技術を実際の航空機を使用しながら実践的に修得します。

  • 科目2

    航空機構造装備

    航空機の構造から各部品の部材・材料が使われている理由を探ります。例えば同じアルミの型でも型番がひとつ違うだけで錆びやすさや変形のしやすさに差があります。このような材料ごとの特徴を知ることは航空機整備に携わる上で必須の知識です。

  • 科目3

    航空法規

    航空法は航空機を設計・運航していくために必要な法律です。車の免許を取るために道路交通法を勉強するように、航空機にもルールがあります。法的な知識は航空業界で働く上で欠かせないものです。

  • 科目4

    品質管理

    空の安全を守る上で十分に理解しておく必要のあるヒューマンエラー(人為的ミス)。実例をもとにその原因を理解することで、質の高い航空整備を実現できます。授業内ではグループディスカッションもあり、自分の意見を積極的に発言することが求められます。