工学部 航空宇宙工学科 AEROSPACE ENGINEERING

航空機整備コース

空の安全を守る使命感と技術を持ったプロフェッショナルへ。

航空工学の基礎を学んだ上で、大分県央空港エクステンションキャンパスで実機を使った整備実習を行います。一等航空整備士として企業で活躍してきた教授陣が実践的に指導。様々なリスクを想定して、高度化する航空機の整備技術を体系的・総合的に修得。空の安全を守る航空機整備・運航に関わる人材を育成します。

STUDENT’S VOICE

航空整備士に必要な
技術や心構えを身につけたい。

大分県央空港エクステンションキャンパスで、エンジン運転や整備実習などの実践的な授業を受けています。指導してくれるのは、航空整備士として企業で活躍してきた教授陣。空の安全を守ることの心構えも学べます。

池田 琢朗(4年)
大分県/県立大分南高校出身

学びのキーワード

  • 航空機整備

  • 航空機運航

  • 構造・強度

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大分県央空港
エクステンションキャンパス

NBUから約40分離れた大分県豊後大野市にある大分県央空港エクステンションキャンパス。プロペラ機(ビーチクラフトB55バロン、パイパーPA-28チェロキー)を用いたエンジン運転や整備実習などの現場体験を通して、航空整備士に必要な知識と技術を修得します。

航空整備士対策プログラム 航空会社が大学卒業者に期待するのは、在学中の航空整備士資格の取得よりも、航空分野全般に関する知識と技術、チームでの整備業務に必要な協調性などの人間力です。ただし、「航空整備士学科試験合格」をエントリー条件にする企業もあるため、特別対策講座を開講しています。

主な卒業研究テーマ

  • AT/SNJ-6機体の修復
  • Beechcraft C18S 塗装の修復
  • 単純作業に於けるHuman Error
  • 無尾翼機の調査と研究
  • RCオートジャイロの設計製造及び飛行解析
  • 航空機における金属の腐食と修復の研究

科目紹介

  • 科目1

    整備実践

    大分県央空港で航空機の機体をチェックし、問題がある箇所を自分たちの手で整備していきます。それまで座学で学んできた整備技術を実際の航空機で実践的に修得します。

  • 科目2

    航空機構造装備

    例えば同じアルミでも型番がひとつ違うだけで錆びやすさや変形のしやすさに差があります。各部品の部材・材料が使われている理由を探り、材料ごとの特徴を知ることは必須の知識です。

  • 科目3

    航空法規

    車の免許を取るために道路交通法を勉強するように、航空機を設計・運航していくために必要な法律が航空法です。法的な知識は、航空業界で働く上で欠かせないものです。

  • 科目4

    品質管理

    空の安全を守る上で十分に理解しておく必要があるヒューマンエラー。実例をもとにその原因を探り、質の高い航空機整備を目指します。さらにグループディスカッションを通じて、理解を深めていきます。

宇宙システムコース

先端工学を学び宇宙開発の未来を担うエンジニアへ。

日本の宇宙開発プロジェクトを担う技術者を育成するために基礎理論から宇宙環境利用技術、コンピュータによる科学技術計算法、軌道計算などのシミュレーション技術を宇宙業界で活躍した教授陣が指導。さらに、ロケットや宇宙機の開発・製造の拠点である中京地区の企業や、JAXAのロケット発射場「種子島宇宙センター」などで、宇宙開発の最前線に触れ、宇宙分野で求められるエンジニアリングセンスを養います。

STUDENT’S VOICE

宇宙開発に携わり、
未知なる可能性を探求したい。

宇宙開発には、人工衛星や火星などの惑星観測を行う探査機、そこに搭載される機器などの技術開発が必要不可欠です。最先端の技術開発に挑めるだけの技術と発想力を養いたいと思っています。

六尾 圭悟(3年)
鹿児島県/県立楠隼高校出身

学びのキーワード

  • 宇宙工学

  • 宇宙システム

  • ロケット・人工衛星

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日本のロケットコンテスト
主要カンサット競技会を完全制覇

NBUが推進する工学プロジェクトのひとつ「CANSATプロジェクト」チームが「第12回種子島ロケットコンテストペイロード部門」で優勝を飾りました。また、「能代宇宙イベント缶サット競技ランバック部門」では第10回大会から3連覇を達成。第12回大会では、目標地点に到達する0.0m(ゼロ距離)を記録。昨年8月の第15回大会においては3大会ぶりの優勝を飾りました。国立大学などの強豪チームを圧倒する技術はJAXA担当者からも高い評価を受けています。

主な卒業研究テーマ

  • 衛星分離部艤装設計の基礎研究
  • 超伝導体の特性を活かした宇宙用軌道式航体の研究
  • 再突入回収カプセルの最終降着での衝撃緩和に関する研究
  • 破砕由来デブリの軌道情報に基づく効率的な地上観測計画の研究
  • 微粒子を含むロケット燃料の基礎研究
  • 宇宙エレベーターに用いる電磁ブレーキの研究

科目紹介

  • 科目1

    ロケット工学

    最新技術に基づき、ミッション遂行のために必要となる性能・機能の算定や、実用システムとして成立させる上での考慮要素、開発の進め方など、ロケットの基本的原理から応用まで学びます。

  • 科目2

    航空宇宙数値解析

    航空宇宙分野で必要となる2次関数や積分を使った数値解析を、科学技術計算の実習をくり返すことで修得します。基礎から学びプログラミング能力も身につけていきます。

  • 科目3

    宇宙工学概論

    人工衛星やロケットなど宇宙開発に必要となる多方面にわたる知識や技術を理解していきます。その上で、宇宙機の開発・設計や、宇宙利用全般について学びます。

  • 科目4

    衛星システム工学

    宇宙を身近に感じる手段として、小型衛星の製作・運用があり、学生による開発も夢ではありません。そのための一歩となる衛星開発の基礎を学び、衛星の設計を目指します。

航空宇宙設計コース

確かな技術で交通機械の進化に貢献するエンジニアへ。

基礎理論から空気・構造力学などの専門知識を学ぶことはもちろん、3次元設計ソフト「CATIA®」を使った設計など、エンジニアに求められる必要な技術を修得。また、企業出身の教員による実習や実験を通じて、航空宇宙分野の設計・開発・製造に欠かせない技術を実践的に学び、航空機やロケットに限らず、自動車・鉄道・船舶などの交通機械の設計・製造を牽引する人材を育成します。

STUDENT’S VOICE

メーカーが求める
高い設計技術を修得できます。

航空機メーカーも採用する3次元設計ソフト「CATIA®」が導入されたパソコンの数は42台。実践的かつ高度な設計技術を、三菱重工業(株)出身の教授などから体系的に学んでいます。

下東 史弥(3年)
宮崎県/日向学院高校出身

学びのキーワード

  • 交通機械設計

  • 航空宇宙材料

  • エンジン

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3次元設計ソフト「CATIA®」

「CATIA®」は主要な航空機・自動車メーカーなどで導入されている3次元CADソフトウェアです。世界的に高いシェアを持ち、そのデータが部品メーカーなどの間でも流通しているため、設計や生産分野において重要な技術となっています。90年代にボーイング社の777プログラムで活用されたことを契機に運用範囲が広がり、現在は3次元の形状を設計するだけでなく、解析、生産計画、配管設計、マニュアル作成など幅広く活用されています。

主な卒業研究テーマ

  • 太陽光利用のスターリングエンジンの研究
  • 模型を用いたフラッタ現象の研究
  • フレキシブル構造を用いた空力減速装置に関する研究
  • 生体工学を利用した構造に対する形状最適化に関する研究
  • 振り子式フラッタ発生器の研究
  • 地面効果翼機の設計

科目紹介

  • 科目1

    航空機設計

    航空機設計のガイドラインとなる耐空性審査要領をもとに、空気力学・飛行性・構造・材料などの基礎知識を修得。様々な航空機の特徴を理解し、軽飛行機を題材にした設計を実践します。

  • 科目2

    航空機CAD

    航空業界では欠かせない3次元設計ソフト「CATIA®」を使用し、航空機の構造部材の3次元データを作成。航空機部品の設計技術を修得すると共に、シミュレーションや強度解析なども学びます。

  • 科目3

    ピストンエンジン/タービンエンジン

    航空機に使用されているピストンエンジンやタービンエンジンの仕組みを理解します。エンジンの特徴や構造を学ぶことで様々な交通機械への知識も深まっていきます。

  • 科目4

    航空宇宙材料

    航空機や宇宙機に使用されている数多くの金属。その特性を学び、各部品に適している金属について考察します。温度での変化や加工のしやすさなど航空宇宙材料としての金属を理解します。